2021年の節分は2月2日だったという話:報道ステーション【2021/02/02】

2月3日といえば、「節分の日」。

しかし、2021年の節分は2月2日でした。

これは、124年ぶり。

節分は、立春の前の日。

2021年は、立春が一日早くなったので、節分も早くなった。

では、立春は、どうやって決まるのか?

立春は、二十四節気の一つ。

地球は太陽の周りをグルグル回っている。

これを24等分して、その一つこの立春の位置に地球が来た日を「立春」と決めている。

こう見ると、毎年同じ日に立春が来るように思えるが、1周して戻ってくるのに、365日+6時間弱かかる。

なので、毎年立春が来るタイミングは、約6時間ずつ遅くなっていく。

ということは、このズレが大きくなっていく。

では、どうするか?

この遅れた分をうるう年で調整し戻す。

しかし、24時間ピッタリではないので、4年で45分戻しすぎてしまう。

つまり、4年で45分立春が来るのが早くなってしまう。

では、なぜ2021年は、124年ぶりに、節分が2月2日と早まったのか。

1900年がポイント。

1900年は、4で割り切れるので、うるう年に思えるが、4年で45分ずつ早くなるので、これを修正するために、

1900年は、うるう年をやめましょうと決めた。

なので、その翌年の1901年はまた6時間弱遅くなってしまった。

すると、2月3日の立春がすごく遠くなってしまった。

それで、2月3日の立春を目指して、長い長い旅が始まった。

100年以上かかって、2021年、124年前の1897年と同じ、2月3日が立春、2月2日が節分となった。

今後、2月2日の節分は珍しくなくなるという。

ちなみに、2022年の節分は、2月3日。