オリンピックでロシア選手は、ROC(ロシアオリンピック委員会)所属の選手として、オリンピックに出ている。
これは、なぜか?
ロシアは現状、オリンピックに「国」として参加できない。
そのため、ロシアの国歌、3色の国旗を表彰式などでは、あげたり歌ったりすることができない。
ロシア選手が優勝した場合は、ロシアの作曲家チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」が流される。
元々は、国歌を歌うことを禁止されていたが、アイスホッケーの選手が平昌五輪で、強引にロシア国歌を歌ったので、チャイコフスキーの曲を流すということになった。
それまでは、五輪賛歌を使っていた。
元々のキッカケは、ソチ五輪2014で、ロシアが国歌ぐるみのドーピングを行い、隠ぺい工作をしたということで、IOCが国として参加を認めないとした。ただ、選手の参加は認めるということで、平昌五輪から国としてではなく、個人としての参加を認めるということで、その後行われた東京五輪や北京五輪では、ROCの選手として、個人参加を許可されている。