東南アジアの「ある森の中」に、葉っぱを重ね合わせた妙なものがあった。
実はこれ、ツムギアリというアリのアリの巣。
ツムギアリは、葉っぱの端と端をつなぎ合わせて、袋のような巣を作る。
しかし、小さなアリは離れている葉っぱまで、体が届かない。
そこでこんなやり方をする。
何匹ものアリたちが、鎖のようにつながって、葉っぱのフチを懸命に引っ張る。
たくさんのアリがつながれば、離れた葉っぱも引き寄せることができる。
そして、葉っぱのフチは、幼虫が出す糸で、キレイにつなぎ合わせる。
こうして袋型の巣を完成させる。