靴選びのプロが、正しいマッチング法を伝授していました。
正しい靴選びのポイントを教えてくれるのは、シューフィッター。
【シューフィッター】
足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得した専門家。
中でも、数少ない上級シューフィッターの木村克敏さんが説明していました。
自分の足のサイズを正しく知ろう
最初のポイントは、「自分の足のサイズを正しく知る」
足の長さ「足長」は、みな知っているが、もうひとつ、幅がキツいとか緩いことを「足囲(そくい)」といって、足の外周・太さを表す。これが大事。
【足囲】
親指と小指の付け根の骨が張り出した部分の周囲の長さ
高さや幅が靴に合っているかの目安になる。
計測の際は、必ず立って行うこと。
靴は、履いて歩くものなので、足に体重が掛かった状態が、歩いている状態に近い。
座って足を浮かせた状態と比べると、1センチくらい変わる場合もある。
今回計測してもらった女性は、両足ともに足囲は214ミリ。
必ず両方の足囲を計測し、差があった場合は、長い方を基準とする。
次に、足長を計ると22センチだった。
これを国が定めるJIS規格で確認すると、
足サイズ22センチで該当するのは、標準よりやや細い「Dの判定」。
この結果を靴の店員さんに伝えると、自分に合っている靴を選べる。
靴を履く前に20分歩く
試着前のポイントとして、靴を履く前に20分歩く。
足のむくみは、体内の血液の流れが悪くなり、細胞の間に余分な水分や老廃物がたまることで起こる。
そこで、20分歩くことで、血液の循環が良くなり、むくみが取れてベストな状態で靴を試着できる。
むくみがひどいと、1センチ以上差が出ることもある。