先日、東京で、停電の危機を告げる初の政府警報が出た。
東京電力が節電を求めた。
この時、大停電に至らなかった理由には、大勢の人が自発的に節電したということと、
もう一つ、「切り札」となった「揚水発電」がある。
揚水発電とは何か?
高さの違うダムが2つある。
その間に、発電機のある発電所がある。
電気は、深夜にはあまり使わない。
電力が余っている深夜に、下のダムから電気を使って上のダムに水を上げておく。
上のダムに水をためておき、電力が不足すると、水を落として水車を回し発電するというもの。
東京で、電力が逼迫した時の需給状況がこちら。
通常の供給力を超えたの需要分は、揚水発電によってカバーでき、停電が避けられた。
原子力で発電した分の電力は夜に余ってしまうので、それをためておくバッテリーのような役割を担っているのがこの「揚水発電」となる。