メジャーリーグで、新ルールが設けられた。
それは、「サイン伝達用の受信機」の導入。
バッテリー間のサイン伝達には、これまで捕手が指でサインを送っていたが、
電子機器の使用許可が出た。
どうやって、投手にサインを送るのか?
捕手が送信機付きリストバンドをつけて、
「9種類の球種」と「9種のコース」を選択。
例:「スライダー ローアウトサイド」など。
それを 投手の帽子の中に入っている受信機に伝える。
骨伝導なので、周りには聞こえない。
投手、捕手の他に野手3人まで装着できる。(全部で最大5人)
なぜ、こんなことが始まったのか?
メリットとしては、サイン盗み対策、試合時間の短縮につながる。
2022年から、投手が返球を受けてから20秒以内に投げないといけない、試合時間を短くする傾向にある。
エンゼルスの大谷選手は、オープン戦で、この機械を使っていなかったが、
使用したある投手によると、
「慣れてくれば良いテンポでなげられた。ポジティブな点が多かった」
とのこと。
音声は、英語やスペイン語の他、日本語などチーム独自の録音も可能。
しかし、この機械は、球種が少ない投手なら問題ないが、球種が多い投手でなかなかサインが決まらない場合、捕手は大変かもしれない。