ここに、犬の顔が描かれた板があり、それに耳の板を付けようとしている。
クギを打ち付けてくっつけます。
この時、次の2種類のクギがあった場合、どちらを使えばよいか?
1つは、普通のクギ。
もう1つは、ペンチで先を切り落としたクギ。
まず、普通のクギを使うと、
板が割れてしまった。
次に、先を切ったクギを使って打ってみると、
見事に、打ちつけることができた。
先がとがったクギを木に打ち込むと、
クギが下に進もうとする力は、先端では木を左右に広げるようにはたらく。
そのため、木目などの関係で、割れやすい木は左右に裂けてしまう。
一方、先を切り落としたクギを打ち込むと、
クギの先端では、主に下方向に力がはたらく。
そのため、木が左右に割れず、最後までクギを打ち込むことができる。