ここに、お菓子のラムネがある。
このラムネを食べると、口の中がスーッとする。
多めに食べると、冷たく感じるくらい。
これは、実際に、口の中の温度が下がっているのか?
それとも、味がスーッと感じただけで温度は下がっていないのか?
ここで、温度が見えるサーモカメラで見てみる。
まずは、こちらが何も食べず口を開けた時の温度。
口の中の温度が高く赤色になっている。
次に、ラムネを5粒ほど口に入れて噛んで、口を開けた時の温度。
口の中が緑色になって、実際に温度が下がっているのがわかる。
もう少し詳しく調べてみる。
まずは、小袋にラムネを入れる。
その袋の上から、ラムネをハンマーで叩き、噛み砕いた時と同じくらいに粉々にする。
ラムネを口の中に入れるということは、唾液がラムネと混ざるということなので、
同じように、水の入ったコップに、この砕いたラムネを入れてみる。
これで、温度は下がるのか?
最初は、23.2℃。
かき混ぜてしばらく待つと、じわじわと温度が下がっていき、19.2℃ になった。
ラムネの爽やかさの正体は、物理的に冷たくなるということだった。