5円玉の材料原価が8割を突破した!という話:めざまし8【2022/06/28】

日本の5円玉に異変が起きているそうです。


今、この5円玉が注目されている理由。

5円玉の材料である鉱物の価格が約8割を突破。

1枚あたり、4.2円と、5円玉の貨幣価値に迫りつつある。

資源や材料に詳しい 岡部徹先生(東京大学生産技術研究所 教授)によると、

岡部先生「1トン100万円を超えてるのは、長いことやってますけどないですよね。大体、銅のイメージは(1トン)60万から80万円。」

と、その高騰ぶりに驚きを隠せない。

このまま上昇が続けば、5円玉が5円以上の”価値”を持つ日が訪れるのか?

6種類ある日本の硬貨。

1円玉は、アルミニウム、10円玉は、銅・亜鉛・スズ、など、複数の鉱物によって作られている。

これらの硬貨の鉱物自体の価値を値段にすると、5円玉だけが8割超えの原価率になっている。

岡部先生「(約2年前は)大体銅の値段は半分だった、30%から40%あたり。」

5円玉は、銅と亜鉛の合金である「黄銅」でできていて、そのうち約7割を占めているのが「銅」。

ウクライナ危機と円安などにより、2022年4月には、2年前に比べて銅の材料原価が約2倍に増加。

銅の価格高騰により、5円玉の原価率が上昇している。

では、今から5円玉を集めれば利益になるのか?

岡部先生「将来、銅の値段が今から倍の(1トン)240万円になったら、半分の重さにするでしょうね。薄くしたりアルミに代えたり。」

とのことだった。