電話番号の語呂合わせがおかしい歯医者の話:月曜から夜ふかし【2022/09/19】

北海道の新札幌駅構内を行くと、


歯医者さんの看板がある。

問い合わせ用の電話番号の部分を見てみると、

892ー6480で、4桁の「8」の上にだけ、「ば」というルビがふってある。

通常、語呂合わせなどで、数字に平仮名がついているケースがあるが、

これでは、全く意味がわからない。

院長に話を聞くと、

もともと6480なので、「むしばゼロ」と上にルビを振りたかった。

厳密にいうと、医療広告ガイドラインというものがあり、うちの看板は保健所を通している。

その際に、むしばゼロというのを振るのは、基本的には禁止されている。

(昨今、歯磨き粉や洗剤のCMも、汚れをゼロにできない。

語呂合わせにもコンプライアンスの波が来ていた)

電話番号を取得するのは、自分で基本的には選べない。

NTTの方からランダムに言ってもらい、そこから選択する形になる。

だから、何度も何度も連絡して、「6480」を取得するのに、すごく労力を費やした。

開業するにあたって、一番大変だったのが「電話番号取得」だった。

それだけの努力をしたのにもかかわらず、保健所から「ゴロは入れちゃダメ」だと言われたこのショックは多大なものだった。

(コンプライアンスと戦わなかった?)

もちろん戦いましたね、「6480(むしば)」はどうですか?

保健所「それもダメ」。

苦肉の策で「ば」だけ入れさせてください。「ば」だけはどうですか?って言ったら、

保険所「先生がいいならいいですよ」。

つまり、この看板の「ば」は、コンプライアンスと戦った医院長の意地。

ちなみに、フリーダイヤルが書いてある看板の、

0120ー469ー118(しろく、いいは)も、保健所からダメだといわれたという。

(看板運がないように見える医院長だが)

次の色々考えていることもあるので、

469ー118の方を 一番出していくので、

それぞれの数字で1文字ずつひらがらを表示するようにして、

看板を6枚並べたら、469−118(しろく、いいは)になる。