4Kの「K」ってなに?という話がありました。
これについて、倉掛卓也さん(NHK放送技術研究所 研究企画部 副部長)が説明していました。
4Kの「K」は、キロ。
重さや長さのように、1K(キロ)は1000を表す。
つまり、4Kは4000 のこと。
では、何が4000なのか?
4K放送に対して、現在の放送は「2K」と呼ばれていて、
縦に1080個、横に1920個の画素が並んでいる。
この横の数が約2000なので、2キロ、2Kとなる。
「画素」については、こちら↓
一方、4Kの映像は、縦に2160個、横に3840個の画素が並んでいる。
横の数が約4000なので、4キロ、4Kとなる。
2Kと4Kで、同じ映像を比べると、
同じ大きさの画面の中に、2Kは207万個、4Kは829万個と、約4倍もの画素が入っている。
2Kと比べて、4Kの方がよりきめ細かく、とても鮮明に滑らかに映る。
従来の2K放送では、自然界の色の一部を再現できずにいたが、
4K放送では、自然界に存在する色の99%を再現できるようになった。