超伝導体とよばれる特定の物質を、
極低温まで冷やすことで、通常では起こらない現象が起きる。
これを「超電導現象」とよぶ。
実験のため、材料を用意。
【1】超電導体を乗せた銅の板を、箱の中に入れる。
【2】超伝導体の上に、発泡スチロールを置く。
【3】その上に、看板を乗せた強力磁石を置く。
【4】液体窒素を注ぎ、冷却する。
【5】しばし、待つ(約10分)。
すると、超伝導体が磁場を記憶して、磁石が空中に固定される。
発泡スチロールを抜いても、
磁石は空中に浮いている。
銅板をひっくり返しても、位置関係は、変わらない。
これを、「超伝導によるピン止め効果」という。