踏切の遮断器が上がったまま電車が通過:めざまし8【2024/02/07】

踏切事故の話です。

先日、大阪市西成区の南海電鉄・高野線の踏切で、電車と乗用車の接触事故が起きた。

その原因となったのは、遮断器。

事故直前の映像を見ると、下がっていた遮断器が、電車が通過していないにも関わらず上がっていく瞬間が映っていた。

よく見ると、警報灯や電車の進行方向を示す矢印表示も点灯していない。

幸いにも、車を運転していた50代の男性に、けがはなく、電車の乗客にもけが人はいなかった。

南海電鉄は、この事故について、

原因は、レールとボルトが接触したことによる装置の誤作動、と発表した。

通常、踏切は、その前後に遮断器を上下させるセンサーが設置されている。

今回は、線路の枕木を固定している「フックボルト」が、列車の振動などにより、レールに接触。

そのため、遮断器を上げるセンサーが誤作動してしまった。

同じような事故は、年間に10件ぐらい起きているといわれている。