紫外線の話です。
2024年から日本気象協会が「紫外線準備前線」を発表している。
紫外線は、春分の日を境にきつくなってくるので、
この日くらいから「紫外線に気をつけてください」という目安が書かれている。
紫外線の仕組みがこちら。
紫外線といえば、真夏の印象があるが、
各季節で、太陽には角度がついていて、
冬から春先にかけては、
紫外線がオゾン層を通る距離が長いので、
低い時に太陽が出ていると、オゾン層で紫外線をカットしてくれる。
一方、春先から夏にかけては、オゾン層を通る距離が短くなるので、
地表に届く紫外線の量が増え、皮膚へのダメージが強くなる。
紫外線の量は、春から夏にかけて増加。
冬の乾燥した状態で紫外線を浴びることで、皮膚へのダメージを受けやすくなる。
そのため、3月頃から紫外線対策が必要になる。
着る服でも、紫外線対策はできる。
服の色は、黒やダークグレー、ネイビーのような色の濃いものは、紫外線の吸収率が高いので、オススメ。
服の素材では、ポリエステル生地が、紫外線の吸収率が高い。
また、明るい色の服を着たい場合は、白など明るい色だと光を反射して顔が焼けやすくなるので、
首周りに、光の吸収率が高いダークな色のストールなどを巻くとよい。
紫外線は、季節によって注意するべき種類が変わってくる。
春に注意なのが「UV-A」で、肌の奥にトラブルを起こす「シワ・たるみ」の原因になる。
夏に注意なのが「UV-B」で、肌の表面の「シミ・そばかす」の原因になる。
日焼け止めのラベルを見ると、
「UV-A」対策のものは、PAのプラス表記で、
「UV-B」対策のものは、SPFの数値表記で書かれている。