数学の話です。
円周角の定理
円周角の定理とは、シンプルな図形、円と三角形が形作る性質。
円の周りの部分は「円周」という。
その円周上に、点Aと点Bと2個の点をうつ。
短いABと長いABのような円周の区切られた部分を「弧」という。
AB以外に、円周上に点PをとりAとBに直線を描く。
この尖った角Pを「円周角」という。
円周上のどこに点をうっても円周角になる。
次の角P、角Q、角Rは、すべて同じ角度になる。
・円周角の定理1「1つの弧に対する円周角は等しい」
次に、円の中心の赤い点から、AとBに直線を描く。
この角A赤点Bを中心角という。
中心角は、円周角の2倍の大きさになる。
・円周角の定理2「1つの弧に対する中心角は円周角の2倍の大きさ」
なお、中心角が真っ直ぐで180度になる時は、角APBは、直角となる。
ここで、練習問題。
【さぁ、みんなで考えよう!】
補助線の辺ABを描くのがポイント(※CDでも可)。
これで、三角形ABDができる。
定理「1つの弧に対する中心角は円周角の2倍の大きさ」から、
弧ADの中心角は180度なので、角ABDは直角となる。
次に、定理「1つの弧に対する円周角は等しい」から、
角BFCと同じ弧BCをもつ、角BACの角度はXとなる。
次に、ABEの三角形に注目する。
角AEBは、55度(180-125)になり、
三角形ABEの内角の和は180度なので、
X = 180 - 55 - 90となり、角Xは35度となる。
次は、応用問題。
【さぁ、みんなで考えよう!】
答えは、180度。