寒い日には欠かせないカイロ。
この使い捨てカイロは、使う前と使った後で、重さは変わっているのか?
これを確かめてみる。
まず、天秤に2つのカイロを載せる。
釣り合いがとれている。
次に、片方の袋を開けて、取り出したカイロと袋をもう一度天秤に載せる。
これも、釣り合いがとれている。
では、このまま、しばらく待ってみる。
重さに変化は、あるのか?
しばらく様子を見てみると、天秤が傾いた。
袋を開けた方が重くなっている。
使い捨てカイロは、使用後の方が重い。
これは、一体どういうことなのか?
試しに、カイロに磁石を近づけると、くっついた。
これが、重くなったことと関係がある。
カイロの中には、主に鉄と若干の水が入っている。
この鉄が、空気中の酸素と結合し、酸化鉄となる。
この時に、あのあったか~い熱が発生する。
と同時に、酸素と結び付いた分、その重さが増えていた。
ちなみに、このあったかいカイロは、
(ジップロックなどの)レンジ用の密閉袋に入れれば、
酸素との反応が止まるので、次の日もまた使うことができる。