復讐する人としない人の話です。
精神科医のTomyさんが、
裏切られた人に、復讐する人としない人の話をしていました。
人間は本質的に誰かを裏切ろうと思って生きている人はいない。
では、なぜ裏切ることになるのか?
自分と相手の立場が変わると結果として、
裏切ることになってしまう。
何が起きているのか?
人間関係の変化と、自分自身の変化と、相手の変化があり、
その中で、同じ側から物事が見れなくなった瞬間に、
裏切った裏切られたという物の見方が成立する。
例えば、奥さんが夫に浮気をされた時、
なぜ夫が浮気をしたかというと、
浮気相手と自分(夫)との関係の方を優先されてしまった。
それが起きると、奥さんから見た時に、浮気という見方になる。
まず、立場や状況が変わってしまったという、この事実を受け止めた上で、
「事実の問題」と「感情の問題」とは、分けて考えた方がよいと思われる。
【ひろゆきの質問】
(裏切られて)しょうがないよねと割り切れる人と、
相手が嫌な思いをするのを見たいから、コストをかけてでも復讐をしてやろうという人、
この差は、どこから出てくるのか?
【Tomyさんの回答】
基本的には、自分がどこに重きを置くかによる。
自分のやりたいことや、自分が進むべき道がたくさんあって、
そちらが優先だと思える場合は、そちらを先にして、
(裏切った人に)関わるだけそのエネルギーはもったいないと思える。
人間は、自分の絶対的な価値観を意識できる人と、
そうではなく、目の前のことに囚われてしまう人がいるので、
眼の前のことに囚われてしまう人は、今の感情を優先してしまい、得るものはない。
これが、もし他にやるべきことがあるのであれば、そちらに目を向けられると思う。
それが、(復讐する人としない人の)違いなのかなと思う。