白雪姫は性暴力の被害者か?:ひろゆき【2025/04/04】

ひろゆきが白雪姫の話をしていました。

白雪姫って、寝ている時に王子様が出てきて、キスをするんですよ。
白雪姫は王子様が好きで、結果として相思相愛だったよねというのは、あくまで結果論で、
白雪姫が王子様が好きであるという情報は、王子様にはないんですよ。 
なので、眠り込んで死んでると思われていた白雪姫は、死体なんだけど、王子様にキスされるんですよ。
これ、だから、同意のないもとに死体に対してキスをするっていう性暴力なんですよ。
で、キスをして持って帰る最中に、エッホエッホって運んでいる時に、
喉に詰まっていたリンゴがゲホッて出て、なぜか生き返るっていう話なんだけど、
死体に対する強制わいせつなんすよね。
死んだと思って棺桶に入っている、死体である白雪姫にキスをして、
その死体を持って帰ろうとするんですよ。
死体を持って帰ってる最中にエッホエッホで、喉につっかえてたリンゴがとれて、生き返る。
そもそも、白雪姫ね、何度も生き返るんですよ。
魔女に櫛(クシ)を渡されて、その櫛には毒があって、髪をといて毒で死ぬ、死んだけど生き返るとか。
首も絞められるんじゃなかったっけ、確か。
毒で死んで、首で絞められて、毒リンゴで生き返るみたいな。
3回くらい生き返ってんだよね。
白雪姫、実は可愛いだけのように見せかけて、実は不死身のね、杉原?杉浦?なんだっけ?不死身なんすよ、白雪姫って。
不死身だけど肌が白い、死んでも生き返る、そういう妖怪に対して、
あの王子様がキスをして、結果として、なぜか相思相愛で良かったよねっていう話なんだけど。
そうそう、不死身の杉本。

結局だからさ、死体にキスをする王子もどうかと思うんだけど。
だから、あのね、どっちも妖怪なんだよね。
だって、死んでんだよ。
いや、死体にキスします?
っていうのもおかしいし、
不死身の杉本的な、何度殺されても生き返るみたいな、
っていう妖怪同士の話なんですよ。
ただ、あれもさ、王子様がキスしたから、相思相愛だけど、
それを、なんか、死んだ魚の目をしている性格の悪いデブのおじさんがキスをして、
生き返った瞬間に目を開けてみたら、すごい気持ち悪いデブのおじさんが、
「お前と結婚するんだ」とかなったら、それはもう完全性暴力じゃないですか。
割とだからね、性暴力妖怪ドラマなはずなんだよね、白雪姫。

そうだ、棺桶に入っている、棺桶をさ、想像してください皆さん。
例えば、その、お通夜とかで、棺桶あるじゃないですか。
それを葬式が終わった後に、棺桶開けて、その死体にキスをして、
墓を作るわけでもなく、その死体持って帰るんですよ。
肌が白くて美人だから。
もうやばくない?
だって、肌が白くて美人だから死体を持って帰るって、
もう、どう考えても頭おかしいじゃん。
だから、そんな奴と結婚したくないじゃん。
王子だから許されるとか(コメントに)あるけどさ、王子でもやだよ。気持ち悪いよ。怖いよ。
そういう性癖のやべえ奴なのよ。
やべえ奴が好きなのかもしんないけどね。
で、ただ、同意をしない状態で、死体好きの変態にキスをされるって、
それは性暴力だよね。

で、僕がこの話を何でしてるかっていうと、
フィクションとか、物語というのに、正しいとか正しくないかどうかを持ち込むべきかどうかという話なんですよ。
僕が今話したように、白雪姫というのは性暴力もあるし、死体に対しての性暴力でもあるし、
どちらかというと、死体損壊かもしれないし、死体大好きネクロフィリアかもしれないし、
っていう、実は話としては、やばい話なんですよ。
これを、じゃあ、未来の次世代の人たちに残すべきかどうか、
こういう気持ち悪い人たちが、主人公とヒロインの話を未来の子どもたちに、
読ませ聞かせするのは、どうなんですか?っていう話なんですけど、
で、僕は白雪姫は残すべきだと思ってるんですよ、このまま。
おかしな話だとしても、人類の歴史の中で、こういう物語っていうのは、
人類は好きで、語り継いでいるものだよねっていうものなので、
僕は語り継ぐべきだと思うんですよ。
これは、もちろんフィクションですよ、現実ではないですよっていうのを含めた上で、
語り継ぐべきなんですよ。
で、今時、アニメとかで、性暴力がありましたとか、10代の女の子が肌を見せる服を着てました、とか、
男の子がやたらチヤホヤされて、ハーレムみたいになってるのが、けしからん、とかあると思うんですけど、
これ、僕あの、白雪姫と一緒で、フィクションじゃんと思ってるんですよね。
現実っていうので、それをやっちゃいけないよねっていうのと、現実で起こり得ないよねっていう話と、
フィクションって、別の話なんですよ。
ハーレム的なものがいいよねみたいなもので、
少女漫画とかでも、何も能力もないのに、なんかやたらモテる主人公みたいな、
ライバルの女の子は、すごいキレイでお金持ちで、
なんかどう考えても、こっちがモテるでしょうみたいな人がモテなくて、
なぜか何もない主人公がモテるみたいな。
都合のいい話は、いっぱいあるんですよ。
でも、フィクションって、そういうもじゃないですか。
なので、フィクションで、現実を持ち込むべきではないと思うんですよ。
露出がどうこうとか、男の子の願望を実現するような、
やたら不倫をしまくって、どんどん出世していって、社長になって会長になる島耕作みたいな漫画は
いかがなものかみたいな議論はあるんですけど、
僕はでもその議論というのは、あまり意味はないと思っていて、
現実ではないんだから、現実ではないとして、その冗談ですやん、ていうので、
別に普通に社会に残し続ければいいんじゃないかなと思うんですけど、
なぜか、そのフィクションの中に、正当性とか多様性とか整合性を求めがちなんすよね。
白雪姫というのは、スノーホワイトっていう英語のタイトルなんですけど、
色が白いからスノーホワイトなんですよ。
だから、色白くない奴を主人公にしちゃダメでしょ。
色白くない人を主人公にして、白雪姫のようなストーリーを書く、はいいんですよ。
じゃあ、天竺にありがたいお経を取りに行って、河童とか豚とか猿とかに助けてもらう話みたいなのがあるんだけど、同じような話はいっぱいあるわけですよ。
インディジョーンズ的なところで、宝物を取りに行くのに、部下がいるとか仲間がいるとか、
いくらでも同じようなストーリーってのがあって、
なので、白雪姫をオマージュして、別の物語を作ればいいだけで、
主人公の肌を白くしないんだったら、オマージュして別の話としてやればよくて、
白雪姫ですっていう必要ないと思うんですよ。