なぜ寝癖が出来るのか?という話がありました。

これについて、富田知子 先生(山野美容芸術短期大学 美容総合学科 教授)が、説明していました。
寝ぐせがついてしまうのは、髪の毛にズラーっと並んでいる、タンパク質の分子の組み合わせがズレてしまうから。
髪の毛には、数種類のタンパク質の分子が、複雑に並んでいる。

これらの分子は、ペアになって結合している。
簡単に表すと、こんな感じ。

乾いた状態では、髪の中では、タンパク質の分子がペアになってくっついている。
化学的に言うと、「水素結合している」という状態。

それが髪の毛が濡れると、

タンパク質のペアに、水分が入り込み、切り離されてしまう。

濡れている髪の毛の中では、水素結合されていた分子の間に、水分子が入り込むため、水素結合が切れ、タンパク質の分子は、ペアから離れた状態になる。

だから、水に濡れると髪の毛は柔らかくなり、形を自由に変えられるようになる。
寝ている時は、枕や布団と髪の毛がこすれて、いろんな形に曲がる。

髪の毛が濡れたまま寝てしまうと、
乾いている時ペアになっていた分子が、水分で離れ自由に動けるため、髪の毛の形に合わせて、配列が変わる。
そして、髪の毛が乾く時、水分が抜けていく。

すると、タンパク質の分子は、近くの分子とくっつこうとする。
分子のペアの配列が、ズレた状態で、くっつくため、
髪の毛がはねたり、うねったり、変形してしまう。
これが束になったものが、「寝ぐせ」。

(十分髪を乾かして寝たと思っても寝ぐせが出来るのはなぜ?)
いくら髪の毛を乾かしているといっても、
寝ている時に汗をかいている。
いわゆる寝汗の水分によって同じことが起きてしまっている。
寝ぐせは、髪の毛を水で濡らして直す。
これも、分子のペアを一度切り離して、元に戻している。
実は、パーマも同じような仕組み。
パーマ液で分子の結合を切り、組み合わせを変えることによって、髪形を変えている。






