「タコ墨」と「イカ墨」の違いを紹介していました。
墨の使い方が違う
・タコの使い方は、「煙幕の術」で、敵から身をかくす
タコの墨はサラサラで海中に広がる。
墨が広がって真っ黒な煙幕になり、その間に姿を隠したり、岩などに変態して敵から身をかくす。
・イカの使い方は、「分身の術」で、敵をあざむく
イカの墨はネバネバで、塊となり海中をただよう。
自分の容積と同じくらいの墨を吐いて、自分のダミーとして敵をあざむく。
墨の成分の違いは?
タンパク質、セピアメラニン、多糖類、脂質と成分としての違いは全くない。
しかし、その成分の量に違いがある。
タコの墨のように、多糖類、脂質がすくないとサラサラになる。
イカの墨のように、多糖類、脂質が多いとネバネバになる。
「セピア」 とは イカ墨 のことだった!
セピア(sepia)とは、ラテン語でイカ墨のこと。また、イカ墨由来の黒褐色をも意味する。かつてモノクロ写真などにこの色のインクが用いられたために、古い写真は褪色し淡い褐色になった。
イカ墨料理はみかけるが、なぜ、タコ墨料理はあまり見かけないのか?
イカの墨袋は簡単に取り出せるが、タコの墨袋は中の方に入っているので、強引に取り出そうとすると破れて出てしまうからということです。
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