花粉がつきやすい服と花粉がつきにくい服の差:この差って何ですか?

テレビで、花粉がつきやすい服と花粉がつきにくい服を調査する実験をしていました。

実験を行うのは千葉大学、亥鼻キャンパス内のアレルギーリサーチセンター

こちらでは、本物のスギ花粉を一定量降らし続けることができるのです。

この部屋の中に、4種類の洋服を着せたマネキンを並べて設置します。

1日のうち、外にいる時間を2時間だと仮定し、その時のピーク時と同じ花粉を降らせ続けます。

そして、実験後にマイクロスコープのカメラを使って、

肩の部分の2mm四方の花粉の数がいくつあるのかを測定します。

それでは実験開始!

天井から花粉が降り注いでいるのですが、肉眼では全く見えないため、

特殊なレーザーを通して花粉を撮影します。

雪のようにチラチラと舞っているのが花粉です。

そして2時間後の実験結果は、セーターが一番多く花粉がついて、次にジャンパー、次にスーツ、最もつきにくかったのがコートでした。

セーター全体の数としては、

花粉は静電気を帯びているところに付着しやすいとのことです。

ウールのセーターは静電気を帯びやすいので花粉がたくさんついた。

ジャンパーのナイロンも実は静電気を帯びやすいので花粉がたくさんついた。

人の髪の毛も静電気が起きやすいので、髪の毛が長い女性などは、花粉がつきやすいと思われます。

逆に、静電気が起きにくい綿は、花粉が1番少ないということでした。

この時期、外出をする際は、綿の洋服を着るとよいようです。

洋服についた花粉はどうすればいいのか?

花粉症の方の中には、玄関先で洋服をはたいて、花粉を払い落とすという方が多いと思いますが、それは逆効果になることがあります。

花粉が舞い上がってしまって、それを吸い込むと、逆に症状を悪化させる原因になります。

そのため、外出後は、洋服をはたくのではなく、家の中でコロコロなどを使い花粉を取り除くといいそうです。

花粉症対策で、空気清浄機を使っている方は、玄関先に置くと効果が出やすいそうです。