石川県能美市で、30代男性のあるつきの水道料金がとんでもないことになっていたそうです。
自分の銀行口座を確認したところ、
とんでもない額の水道料金が引き落とされていた。
その額、126万9069円 。
個人の請求では、なかなかありえない金額です。
その原因は、古くなった水道メーターを取り換えた際、通常と逆方向に取り付けてしまったとのこと。
Q.逆向きに設置するなんてありえるのか?
(担当者)ないとは思っていました。委託業者を信頼して間違った設置をしないと思っていた。
水道メーターの最大数値は、9999立方メートル。
そこから減っていく形になったので、検針時には、9900立方メートルを超えていたということです。
これでは、水を使えば使うほど得をするという状態になっています。
Q.多額だけど気づかなかったのか?
(担当者)本来ならそこに気付いて措置をすべきでしたが、本当にご迷惑をおかけしたことにおわびしたい。
この男性の正しい水道料金は6160円だったという。
(担当者)少し水を流すなりのことをやってみて、メーターの動きの確認などしたい。
今回の水道メーターでは、内部でプロペラが回って使用した水の量を計る仕組み。
通常、水の回りが時計回りでまわってゼロからカウントが始まるところを、
水道メーターを逆に取り付けたことによって、プロペラが通常とは逆の反時計回りになってしまい、
いきなり最大量(9999立方メートル)使用したというところからカウントが減っていくようになってしまった。
今回の事故に似たもので、水道メーターを逆にすると数値が減っていくというのを逆手に取った事件がありました。
ある程度、正常に水を使用した後、意図的に水道メーターを逆に取り付け、使用した水量の計測値を減らし、水道料金を騙すという事件も起きていたということです。