議席配分の「1人別枠方式」と「アダムズ方式」の違いはなんだろう

↓議席配分の方法が変わるかもしれないという話です。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160320-OYT1T50016.htmlwww.yomiuri.co.jp

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1人別枠方式

従来の「1人別枠方式
47都道府県に対して無条件に1議席ずつ割りあてるもの。
47名を引いた残りの議席を、各都道府県の人口に応じて配分する。
→「1票の格差」の問題などが発生する

アダムズ方式

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アダムズ方式
「人口に応じて議席を配分する」方法

各議席 = 人口 / 一定数(この数値は全体の議席数に合うよう調整)

どちらにしても1人は確保される?

「『1票の格差』是正に向けて、人口少数県にも一定の議席を配分する穏当なルール」として、「アダムズ方式」を採用するとのことなのですが、
各都道府県で最低1人は確保する「1人別枠方式」と何が違うのかよくわかりにくいです。

アダムズ方式でも「ゼロ人」になるということはないでしょうから、どちらにしても1人は確保されるということになるのかな。

地方の声が届きにくくなる?

2015年の国勢調査に基づいて議席の振り分けを「1人別枠方式」を廃し、アダムズ方式で計算し直してみると、議員定数の「9増15減」が必要。

アダムズ方式を採用すると、今よりも、人口の少ない地方の議員数を減らして、人口の多い都市の議員数を増やすという仕組みになるので、

土地の広さを人口で割った時の1人当たりの土地の広さが広いところの方が、政府に対して声が届きにくくなります。

人口の多さと土地の広さ、このバランスがとれた配分がベストだということになるのでしょうか。