人気のバスツアー
「バスツアーで失敗したくなければ、インターネットで招き猫を探せ」
いったいどういうことなのか?
バスツアーの利益構造の「表事情」
例えば、この「日帰り、カニ食べ放題バスツアー7980円」。
これはどうやって旅行会社は儲けているのか?
・博物館などの年間契約
→水族館などの大型施設は、年間契約で入場料を下げる。1000円だったら500円程度まで減額。
・ショッピングコミッション
→お土産屋さんに立ち寄ることで、バックマージンをもらう。
・料理のコストダウン
→カニ食べ放題で、海辺の町に行ったとしても食べ放題のカニが地元産ではなくロシア産の可能性大。
格安バスツアーで儲けを出す本当の「裏事情」とは!!
現役の旅行会社の方と、元添乗員をされていた方に、格安バスツアーで設けを出す仕組みについて聞きました。
アルバイトを使う
・安いバスツアーを作ろうと思うと、まずは人件費削減。
10人スタッフがいる旅行会社で、社員さんはその中で1〜2人で、
後は大学生のアルバイトが旅行の手配をしていますね。
「アルバイトを使う!」
一部のバスツアーの計画は社員が作っているのですが、実際に旅館やバスの手配をしているのは社員ではなくアルバイト。
責任感の薄いアルバイトがバスツアーの段取りをすると、普通では考えられない事態が起こるという。
・待っていてもバスが来ないことがあって、こっちが聞いている集合場所とバスの運転手に言ってる集合場所が違っていたりすることがある。
すでに1時間押しなんですけど、って感じで始まった経験はありますね。
・学生さんが手配したバスツアーで、出発当日にホテルが取れていなかった事が発覚して、それでもお客さんを出発させたんです。
バスが走っている間に旅行会社の社員が血眼になってなんとかホテルはおさえられたものの、そのホテルはチラシに載せているものとは似ても似つかない全くの別物。
添乗員に乗客が詰め寄ると、
・ホテルが予約の取り過ぎ(オーバーブッキング)として、宿泊施設のミスにして逃げていた。繁忙期はあちこちでそんな話がありました。
アルバイトはスケジュール管理も詰めが甘い
・同じ目的地に行く旅行会社が多いの渋滞するじゃないですか、現地に着いて1時間しか見られない観光地が、渋滞によってお客様の楽しめる時間が20分しかなくて、
ここで2時間遊んで終電を逃すか、20分で帰って終電に間に合わすか、(お客さんに)聞かざるをえない状況になったことがありました。
そういう所がバイトの感覚で、責任がない。
・聞いた話では、無理なツアー日程をこなしていったら、全部やった結果翌朝の4時になったと聞いたことがあります。
ランクの低い添乗員を使う
・経費を削減するために、安い下の方の「Cランクの添乗員さん」を使ったりすることはあります。
添乗員は大半が派遣スタッフ
その中でも実力によって、A、B、Cとランク分けされていて、格安ツアーの添乗員はもれなくCランク。
ランクの低い添乗員ともなると、
・平日はOLをやっていて、週末だけアルバイトで添乗員をやるケースもよくあります。
・激安ツアーになると道中で、(添乗員に)「あの山はなんですか?」って聞いても誰も知らないんですよ。
添乗員も初めて行くツアーで、どんな場所があるのか知らないことの方が多いので。
・バスを降りてお寺の見学に行っても、お寺と違う方向に歩いていったりとか、そんなことは日常茶飯事です。
他県のバス業者を使う
無茶な方法でバスツアーを開催する会社もある
・やっちゃいけないことですが、「営業区域外」といいまして、大阪出発のツアーなのに九州からバスが来たりとか。
・閑散期になると、九州のバス会社も暇ですので、フェリーに乗せてやって来てくれるんですよね。
【スタッフ】九州からバスが来たらダメなんですか?
・ダメです!大阪で出発できる許可を取ってないと、(お客さんを乗せて)走ってはダメと決まっています!
バス会社で、発着時以外の県のバスを使用することは道路運送法で禁止されている違法行為
それでも、格安におさえるために、一部のよくない業者では、他府県から安いバスを呼んでツアーを開催してしまうんだとか。
格安とはいえ、こんな満足度の低いバスツアーでは、クレームが殺到、旅行代金の返金も求められそうですが・・・
・(お客さんを)大量に集めて、何%からクレームが出ても、返金しても利益が出ればいいって思っている。
そもそも日本人はあまりクレームを言わない体質だそうで、あったとしてもごく一部、その程度なら返金してしまっても損することはないんだとか。
いい格安バスツアーもあった
地方創生の一貫で、ふるさと割を使った安くていいバスツアーもあった。
しかし、ふるさと割は2015年度いっぱいで政府の補助金は打ち切りに!
誠太郎さんが知る極秘情報
2015年にふるさと割について、記事を書いたところ、アクセス数が好調で、それを見ていた旅行会社や観光協会の方から
記事を書いてくれないかという依頼がありました。
誠太郎さんのブログに旅行業界全体が注目しており、中には旅行会社も知らないお得な情報が、今や彼の元にいち早く入るのだとか。
しかし、ふるさと割は終了するのでは?
誠太郎さんが知る極秘情報とは?
【誠太郎さん】ふるさと割が好評だった地方がですね、今度は自治体独自の予算で、ツアー補助金を出すという情報が入ってきてます。
【スタッフ】それはふるさと割みたいな事ですか?
【誠太郎さん】(ふるさと割は)5割引くらいでしたが、そこまでの(割引に)なるかわからないですが、かなりお得な補助金が出ると思います。
【誠太郎さん】ゴールデンウィークは、放っておいても、地方にお客が来るシーズンなので、まだ(補助金の)動きはないと思うんですけど、5月中旬以降の閑散期になったら、自治体も観光客を呼びたいと思いますので、その辺りからお得なツアーが組まれるんじゃないかと思います。
5月中旬以降、誠太郎のブログをチェックしていれば「ふるさと割」と同じようなバスツアーに巡り合えるかもしれません
誠太郎さんもブログには300件ぐらいの情報が載っていまして、その中からお得な情報を探すのは大変ですよね。
そこで誠太郎さんは超お得な情報にはこういう目印を付けているそうです。
招き猫マークを付けています。
結論
「バスツアーで失敗したくなければ、誠太郎のブログで招き猫を探せ!」
ということです。