依頼内容
みなさんはアオウナギと呼ばれているウナギを知っていますか?
私は去年、巷でウナギ博士と呼ばれている人がマスターをしている堺市の喫茶店で、そのアオウナギのことを知りました。
アオウナギとは、川を上らず、淡水と海水が混ざった汽水域になる川の河口付近にいるウナギで、普通のウナギより何倍もおいしいらしいのです。
そんなウナギが大和川の河口にもいると聞いたのですが、幻と呼ばれるほど、なかなか釣れないそうなのです。
何度も釣りに行っているのですが、その姿を見ることさえできません。
どうか一緒に幻のアオウナギを釣ってもらえないでしょうか。
よろしくお願いします。
調査開始
いきなりメインカメラが故障して最悪のスタート。今回はサブのカメラで録ることに。
依頼者は、インターネットで調べたウナギの釣り方で、過去に7回ほどチャレンジしたが釣れなかった。
ウナギの釣り方
ペットボトルに糸を付けて、重しをつけて、その先に餌をつける。
重しを投げて待ち、餌にくいつくと、ペットボトルが倒れるという仕組み。
マスターの所へ行くことに。
マスター「アオウナギは、薄い緑色で腹が白く顔が細い、絶品です、アオウナギを食べてからウナギを語れと思っている」
穴釣り名人を紹介してもらうことに。
ウナギの穴釣り名人が登場する。
エサには、アケミ貝を使う。
石と石の間に釣り竿を入れて食いつくのを待つ。
夏であれば捕れやすいが、撮影日は5月13日で、まだ水温が低くウナギの動きがにぶい。
エサをつついてくれるが、飲み込んでくれない。
カニしか釣れず、4時間経過・・・
初めてウナギが食いつくも、逃げられてしまった。
日没がせまり、夜釣り(投げ釣り)の名人を呼ぶことに。
場所を真向かいに移動して、エサはミミズを使用する。
暗くなってもあたりがわかるように、釣り竿に鈴を付ける。
さっそく鈴がなり、ヒットするもチヌに逃げられる。しかもその姿はカメラで撮れず。
さらに仕掛けがからまるアクシデント。
さらに穴釣り名人にあたりがくるも、今度はリールが壊れる。
しかも、釣れたのはただのゴミでした。
不運の連続!
そして、とうとう、石田靖探偵の釣り竿にあたりが来た!
見えるのはウナギのような姿。
なんと釣れたのは、目的のアオウナギ!
体が緑色
顔がとんがって細長い
お腹が白い、全部マスターの言っていた通り!
お店にアオウナギを持って行き、3日間かけて泥をはかせてもらう。
比較のために養殖のウナギと並べて焼いていきます。
これを食べた、石田靖探偵が言うには、上品な油でしつこくない、人生最大の旨さだということです。
穴釣り名人が言うには、アオウナギが釣れる確率は、1万匹に1匹だということです。