カルピスの原液は継ぎ足しながら使われているという話:ジョブチューン【2016/06/18】

最初のカルピス

1919年、日本初の乳酸菌飲料カルピス誕生

カルピスのここがすごい

・日本人の99%が飲んだ事のある国民的飲料
・年間売り上げ本数は11億本

カルピスの原液

大正時代に誕生したカルピスは、そのカルピスの原液を、約100年継ぎ足しながら作っている。
例えるなら、うなぎ屋さんの秘伝のタレと同じような感じで、
原液を全部使うのではなくて、少し残してまた増やしていくという感じ。

カルピス菌

カルピスを作る時には、カルピス菌を使うが、これは創業者が偶然発見したもの。
これをもし失くしてしまうと、おそらく世界中どこを探しても見つからず、二度とカルピスを作れなくなってしまうという。

ご家庭にあるカルピスでは作れないらしいです。

カルピスの製造工場

↓こちらは群馬県にあるカルピス工場。

カルピスの原料は「牛乳」、白い色は牛乳の白さ。着色料は一切使用していない。
新鮮さにこだわり、工場の近くにある契約牧場から毎日搾りたての牛乳が工場に届く。

工場に届いた牛乳は、遠心分離器の中に入れ、

牛乳を高速回転させ牛乳の成分を分離させて、

脂肪分」を取り除いた「脱脂乳」ができる。

この脱脂乳にカルピス菌を入れて発酵させる。

↓こちらのタンクにカルピス菌の原液が入っています。

↓こちらが、約100年間受け継がれるカルピス菌の原液。

カルピス菌の混ぜ方

カルピス菌が入った顔色を脱脂乳のタンクに入れます。

そして、発酵させます。

発酵が始まるとカルピス菌が増えるので、

その一部を次に作る時に使用するため、先ほどの場所に戻します。

この方法で約100年間カルピス菌は受け継がれてきました。

カルピスは2回発酵させる

約2週間カルピスを発酵・熟成させます。

この時のカルピスは1回の発酵で、ヨーグルトのような酸味が生まれる。

これに砂糖を加えてタンクの中で寝かせると2回目の発酵が始まる。

2回目の発酵で、1日経てば、カルピス特有の爽やかな香りと甘酸っぱい味が生まれる。

2回発行させて作るのは、乳酸菌飲料の中でカルピスだけだという。

出来上がったカルピスをボトルに入れて、

水玉ラベルに入れて完成!

カルピス (希釈用) 470ml×3本

カルピス (希釈用) 470ml×3本

口の中に残る白い固まり

カルピスを飲んでいる時にできる白い固まりは、カルピスに含まれるカゼイン(タンパク質)とだ液が反応して出来るモノ。

カルピス特選バター

カルピスを作る時に、牛乳から取り除かれた脂肪分。
その脂肪分で作られたものが、こちらの「カルピス特選バター」。

カルピスビールの作り方

カルピスとビールを1:5で割る。

カルピスシャーベットの作り方

カルピスと牛乳を1:2の割合で混ぜ合わせる。

お好みでレモン汁を入れる。

そして、冷凍庫で3〜4時間凍らせるだけ。

カルピスシャーベットのできあがり!