奈良市のごみ収集の拠点となっているのが「環境清美センター」。
先日、駐車場スペースに10年以上前から職員が勝手にトレーニングルームを設置していたなどが発覚し、問題になりました。
そこへ、さらにまた問題が発覚しました。
燃えるごみの日は朝の8時台にきっちり取りに来てくれるのに、燃やせないごみの日は午後3時回っても取りに来てくれない。忙しいのかな?
奈良市では、燃やせるごみは「午前」、プラスチックごみは「午後」の収集となっています。
午前7時41分、続々とゴミ収集車が出発していきます。
燃えるゴミを収集していきます。
そして、午前10時過ぎ、続々とセンターに戻ってきました。
ここまでは特に収集が遅いというような感じはありません。
休憩が終わり、また車が出ていきます。午後からはプラスチックゴミの収集です。
速やかにゴミが集められる所がある一方で、
午後3時になってもゴミが集められない所もあります。
午後3時40分、ようやく収集作業が始まりました。
なぜ収集車が来るのがおそいのでしょうか?
市の元収集課職員の方に話を聞いてみると、不可解な勤務実態が明らかになりました。
3人収集体制が奈良市の体制です。それが作業員1人休んで、2人になったとき、午前中の可燃ごみの収集のみで、午後からは収集しなくていい。
そのプラスチックごみを残業という形で、午後3時から収集して、その間、何も仕事しないから
つまりこういうことです。
午前7時半に出勤、3人一組で燃やせるゴミの収集をします。昼休憩は45分間。午後はプラスチックゴミの収集で16時までの勤務が通常だといいます。
しかし、1人が休んで2人一組になると、勤務時間が変わります。午前中は同じ燃やせるゴミの収集ですが、午後の作業は免除となるのです。
そして、希望すれば午後15時から作業を再開し、16時以降は残業代が発生。休憩は4時間にもなるのです。
2016年8月は、約6割が2人体制での勤務で、残業も増えました。
この長い4時間の昼休憩、職員はいったい何をしているのでしょうか?
市の元収集課職員の方に話を聞いてみると、
休憩所で寝てるか、テレビ見てるか、スマホでゲームしたり、はっきり言って、市民騙してるのと一緒ですわ。
税金泥棒やと思わへんのかと。
という話でした。