【アンガーマネジメント】人間関係を壊さない正しい怒りの伝え方:ビーバップハイヒール【2016/10/27】

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは?
1970年代にアメリカで考案された「怒りを上手にコントロールするテクニック」。

人間は怒りを抑えることはできません。

しかし、怒り方を間違えれると、人間関係が破綻してしまうこともあります。

正しい怒りの伝え方が大事です。

いつも」は禁止

会社の部下を怒る時「『いつも』君は失敗するよね」「『いつも』君はそうだ」という言葉を使うと、毎回じゃないと相手は不快感を感じる。
この他にも「お前『絶対』ミスするよな」「『必ず』忘れるよな」という言葉も注意が必要です。

怒りの正しい伝え方
→「遅刻するな」など、「その場のこと」について怒る。

普段話すときの声量は最小限で

怒る時、声を荒げてしまうことはよくあること。しかし普段から声が大きいと、いざという時には効果は薄い。

怒りの正しい伝え方
→普段は最小限の声でしゃべる。これは外交でも使われているテクニック。普段との落差から怒りの迫力が生まれる。

怒る時は「私」を使え

「休みの日くらい、子供と遊んであげてよ!みんなやってるわよ!」

周りは」「みんな」「普通は」人は一般論を出されると嫌な気分になる。

怒りの正しい伝え方
→相手に聞く耳を持たせるには、「『私は』休みの日は子どもと遊んでほしいの!」。
あくまでその人個人の感情だと伝われば、受け入れてもらいやすくなる。

短い言葉で怒れ

「今日塾さぼったでしょ!先生から電話あったのよ!どこ行ってたの!心配するでしょ!なんで塾さぼったの!」

怒りの伝え方が長いと、それは説教と捉えられ、相手は話を聞かなくなる。

怒りの正しい伝え方
→怒る時は短く怒りましょう。すると相手の心に響きやすい。ちなみに子供を怒るときはしゃがんで子どもの目線になること。

理由を聞かない「なんで?」は使わない

「『なんで』連絡しないんだ?」「『なんで』こんなこともできないんだ?」「『なんで』勉強しないの!」
相手を怒るときに使う言葉「なんで?」。
本当に原因を追求しているながらよいが、怒りにかまけた「なんで?」は理由を聞いていない。
怒られる相手にとっては責められるだけの言葉でしかなく、不快感を感じる。

自分にあてはまるのものは?

A:社会の規律を守りたい

おせっかい怒り
正義感が強いので他人の「不正・ごまかし・マナー違反」などにイライラ。

B:何事も「完璧」に成し遂げたい

神経質怒り
努力家&完璧主義者であるため、優柔不断な人にイライラする。

C:周りから尊敬されたい

見栄っ張り怒り
自信家なので、「思い通りにならない」「バカにされる」ことに腹が立ってしまう。

D:自分のルールを貫きたい

頑固怒り
自分のルールにしがみつくので、「したくないことを強いられると」イライラ。

E:ミスをしたくない

ひねくれ怒り
人を信じていないため、他人への羨望やねたみが怒りに変わってしまう。

イライラ解消術

青空を見る。

青色には心を落ち着かせる脳内ホルモン。「セロトニン」の分泌を促進させ怒りを沈める効果がある。

オルゴール音楽など、高周波の音を聴く。

高周波には脳をリラックスさせる効果がある。

タイムアウト(その場を離れる)

怒りはその出来事の6秒後にピークがくるとされている。そのため6秒以内に怒りを沈めれば怒りの感情は薄れていく。
腹が立ったら一度その場を離れる、目の前にイライラの対象がいなくなり感情を刺激するものがなくなり、短時間で怒りが収束する。相手にも「怒らせてしまった」と思わせることで、その後、お互いに冷静な対応が可能になる。

一点集中

例えばパソコンのキーボードを入力するなど一点の作業に集中すれば、怒りから意識をそらすことができる。

頭の中で複雑な計算

怒っている時に、「100ー3=97」など、頭の中で計算すると怒りが薄れていく。

魔法の言葉を唱える

自分の中で心が穏やかになれる魔法の言葉を持っておく。
例えば「おちょこ」「ペペロンチーノ」など間の抜けた言葉が効果的。
イライラしている時にその言葉を聞くと、怒りからくる緊張が一気にほぐされる。

「べき」は捨てさる

誕生日は一緒に過ごす「べき」、メールは毎日送る「べき」。
「べき」はあくまでその人だけの価値観にすぎない。
異なる価値観を持つ人に苛立つ原因となってしまう。
「べき」を捨てさるだけで、小さなイライラも減っていく。

「クルミ」や「ナッツ」を食べる

クルミ」や「ナッツ」には血糖値を減らす、オメガ3脂肪酸が入っているので、食べるとイライラが静まる。