さて、前回までの、佐藤宏 二段と、田中美紀 四段の対局。
合コンの帰り道、「やっと二人きりになれたね」っというところまで進んでいます。
まずはこちらをご覧ください。
「洋服」囲いを組んで、よく見れば「不細工」というのをファッションセンスでうまく隠せたところまでは、好印象でしたね。
しかし、「酔っ払って」しまったんでしょうか。「性欲」が前面に出ております。
向こうの「警戒心」を強くしてしまったところが気になるところですね。
そんな中、宏二段が仕掛けました。さり気なく「手」を繋ごうと試みました。
鞄が効いておりました。五四「鞄」。これはあざやかですね。
男性は、鞄を持たれてしまっては、手を繋ぐことができませんからね。
さらに、宏二段がたたみかけます。
僕の家に「チワワ」を見に来ないか?と誘います。七三「犬」ですね。
「私犬アレルギーなの」と「病」で返します。
まだ諦めません。「僕の家、ホームシアターがあるんだ、一緒に見ようよ」と、六二「映」ですね。
「私もホームシアター持ってるんだ」と、同じく「持」で返します。
「でも、大画面で『男はつらいよ』を見たことないでしょ?」と、七二「寅」ですね。
それに対して美紀四段は「無(う、うん)」で返します。
さらに責め方を変えて来ましたよ。
そうなんです。自宅に連れ込めないとわかり、向こう宅にあがりこもうと作戦を変えてきましたね。
二八「送」が、二二で「狼」に成ります。送り狼ですね!
そこで、衝撃の一言。「私の家、実家なの!」と。同じく「家」で受けます。
ここで、美紀四段、「私、『終電』で帰るね」と、宏二段「投了」。
美紀四段の勝利となりました。