なぜベルヌーイカーブのハサミはどの部分でも同じ切れ味なのか?:林先生が驚く初耳学【2016/11/20】

「従来のハサミ」と「ベルヌーイカーブのハサミ」の違い

従来のハサミの刃の場合、刃先になるにつれて角度が狭くなっていくため、切りづらくなってしまう。

↓従来のハサミ

この角度を刃元から刃先までずっと維持できるようにしたものが、ベルヌーイカーブのハサミ。

このハサミの場合、常に角度が30度になっている。

↓ベルヌーイカーブのハサミ

なので、従来の直線のハサミに比べると、楽に切りやすい。

ベルヌーイの螺旋(対数螺旋)

ベルヌーイの螺旋といえば、「アンモナイト」の渦などがそう。

ベルヌーイの螺旋とは、螺旋があって、一本直線があって、その線の角度を固定し、接線を引いていくと、二重線の部分の角度がずっと変わらないというもの。

鳥(隼など)が獲物を狙う時、このベルヌーイの螺旋で飛ぶが、これは獲物を一定の角度で視認するため。

台風の渦」もベルヌーイの螺旋。

ちなみに、甥の「ベルヌーイの定理」というものあるので間違えないように注意が必要。