北海道が生んだ駅弁界のレジェンド「いかめし」
年に一度開かれている、駅弁甲子園では、46年連続売り上げ1位。
そんないかめしに深刻な悩みを抱えているらしい。
後継者不足
いかめしを作る職人がなかなか集まらない、募集をかけても集まらないのだという。
いかめしを作る人たちは、通称「いかめしの女」と呼ばれ、現在その人数はたったの二十数名。
しかもその高齢化が進み、平均年齢は約50歳。
味を継承する若手不足で、国民食の「いかめし」が危機に!
一人で切り盛り
デパートが10時にオープンしたと同時に、いかめしのお店の前には、早くも大行列ができている。
いかめしの売り上げの95%は催事による販売。
その数は年間150か所。最近では海外まで出張している。
ところが、デパートのお手伝いさんはいるものの、基本は一人で切り盛りして販売している。
救世主登場
そんなところに、意外な救世主が登場!
今井麻椰さん25歳!とても若い!
マスク美人かと思いきや、マスクをとっても美人です!
シビアな指導
そんな今井さんに、いかめし作りをプロのおばちゃんが指導します。
指導するおばちゃん「1個ずつやるんじゃなくて、3〜4個持って一気にやる!」
今井さん「すいません、気をつけます!」
いかめしの米詰めの作業でも、
指導するおばちゃん「もっとスピード!そんなに遅いとダメ!」
今井さん「はい、頑張ります」
実は米詰めは、5〜6粒でも米の量を間違えると生煮えになってしまうので、見た目以上にシビアな作業なのです。
今井さん「それぞれイカの特徴があるので、そのイカにあった分量の米をいれなきゃいけないから。
もっとイカと仲良くならないとダメですね、毎回毎回、どんなイカかなって」
いかめし作りのとても厳しい指導を受ける今井さん。
(これはもしかして急に美人さんを用意しただけなんじゃないの?と疑ってしまいますが、実は・・・)
実は三代目
今井さん、なんと大学は「慶応大学」で、小中高も「東洋英和」、カナダのバンクーバーに1年半留学していたこともあるという経歴の持ち主。
今井さんは、小学校時代の文集で、将来の夢に「いかめしの三代目」と書いている!
実は彼女、いかめしを販売する阿部商店の一人娘!
これまでもいかめしの女として手伝いをしてきたが、この度、本腰を入れて継ぐことを決意したという。
今井さん「生まれた時から、いかめしがすぐ近くにあって、それを私の代で途絶えさせるってことがどうしても出来ないっていう気持ちが強い」
いかめしの後継者になるため現在も修行中だということです。