近江八幡市にある安土城跡近くの駐車場が話題です。
市営駐車場の有料化
今から5年前、2011年に放送された大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」や、歴女ブームをキッカケに、この年観光客が急増。
市は混雑時に車を誘導するなど、駐車場を管理する費用をまかなうため、これまで無料だった駐車場を有料にしたのです。
これによって、観光客は安土山の入山料700円 を寺に払い、さらに、市営駐車場の料金510円を支払うことになったのです。
寺の無料駐車場の設置
これに対し、摠見寺側は3年前に参拝者からの要望を受け、市営の有料駐車場の向かい側に、無料の駐車場を設置しました。
その結果、市営の有料駐車場の利用者は年々減り、ついに赤字になってしまいました。
そこで、この駐車場の維持管理費(年間約560万円)をなんとか捻出しようと、
安土山周辺で唯一トイレが設置されている無料のガイダンス施設を有料化して、駐車場の維持管理にも当てようというのです。
市が出した条例案
・トイレ使用料100円を取るが、市営駐車場の利用者からは徴収しない。
→トイレにお金を取るのはいかがなものか?
→市営駐車場の利用者をどう見分けるのか?
・市営駐車場は無料にして、ガイダンス施設使用料(トイレ利用込み)として200円を徴収。
市長のコメント
この地区には土産物など観光客がお金を落とすところが何もない、市民への還元がないのに税金を使うのはいかがなものか