↓こちらの画像の2つのお店。右側は、大手コーヒーチェーンの「コメダ珈琲」、そして左側は、全く関係ない喫茶店「マサキ珈琲」。
今回、東京地裁がこの右側のコメダ珈琲にそっくりな、左側の喫茶店に「外観使用禁止」の仮処分をしました。
外観使用禁止の処分が下るのは非常に珍しいことだといいます。
今回訴えられたのは、和歌山市内にある「マサキ珈琲」。
現在、店の前には、「改装工事中につき、一時閉店」と書かれた看板が立っています。
事の経緯
名古屋発祥のコメダ珈琲は、今では全国740店舗を展開する一大コーヒーチェーン。
そのコメダ珈琲と、今回問題となっているマサキ珈琲の外観を見比べて見ると、店の看板といい、その下の格子窓といい、似ている箇所がいくつもある。
コメダ珈琲によると、かつて「マサキ珈琲側」からフランチャイズの打診があるも破談になり、その後似たような店舗ができあがり営業が始まったという。
そのためコメダ側は再三警告したが事態は変わらず、去年(2015年)5月東京地裁に申し立てを行った。
今月(2016年12月)19日、東京地裁は、「マサキ珈琲のつくりがコメダ珈琲店と外観が類似している」として、店舗使用を禁止したため、店は営業をストップしました。
似ている箇所
・店の看板
・大きな格子窓
・壁や屋根の色合い
・ひらがなの「へ」みたいな形状の屋根
・出窓や赤レンガ風の壁
・屋根のところに字が書いてある
・外装だけでなく、内装も似ている
そっくりメニューはOK?
提供していたメニューでも、そっくりなものがありました。
しかし、「食べ物」や「食器」に関しては差し止めは認められませんでした。
店舗は見ただけでコメダだとわかるが、食べ物などは見ただけではどこのものだという判断がつきにくいためということです。
街の声
マサキ珈琲のお店を見た街の人の声
・座るイスとかテーブルの位置とか一緒のような気がします。
・建物ができた時に「あれ?コメダ珈琲店がこんなところにできるのかな?」っと思って名前を見たら「マサキ珈琲」だった。
・コメダ珈琲とマサキ珈琲は姉妹店だと思っていた。