依頼内容
7年前から悩んでいることを解決してください。大学で建築の勉強をしていた私は建物の勉強も兼ねてヨーロッパに卒業旅行へと行きました。
途中、ふと立ち寄ったお店で見つけたジャケットに一目惚れ、すぐに購入しました。
帰国してそのジャケットを取り出し着てみると、何か違和感が。見ると万引き防止用のタグが付いたまま。
お金を払ったにもかかわらず、店員さんが外し忘れていたのです。
自分でなんとか外そうとしてみたのですが、タグには何か飛び散るような絵が描いてあり、恐ろしくてすぐにやめました。
タグを外すためにもう一度飛行機に乗ってお店に行けるはずもありません。
探偵さんお願いです。防犯タグを外してください。
調査開始
↓こちらが問題となっているジャケット
右袖の後ろ側を見てみると、「WARNING」と描かれたタグが付いています。確かに何かが飛び散るような絵が描かれています。
まずは、洋服屋さんに行って聞いてみることに。
↓こちらのタイプのタグであれば、磁石のような器具で外せますが、
↓問題となっているタグは外せませんでした。
そして、この問題のタグが付いた服を持ったままこの洋服屋さんから出ようとすると、入り口付近で「ピー」っと防犯のブザーが鳴りました。
どうやら、防犯上、音がなる仕組みとしては、この海外のものも同じようです。
その後、防犯機器を扱っている「シグマ株式会社」に行ってみることに。
↓シグマ株式会社 サイト
シグマ株式会社 セキュリティ事業部 - 【防犯タグ・備品】インクタグ
こちらの会社でも「インクが飛び散るタイプ」のタグを取り扱っていました。
インク式万引き防止タグ クラッチ S 100個【ストア・エキスプレス】
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試しに無理に外してもらうと、インクが飛び散りました。
そして、問題となっているタグを外してもらうことになりました。
「ある道具」を使ってタグを外すということですが、防犯上の理由で見せられないということです。
その「ある道具」を服の袖の中に通していきます。
最初は取れませんでしたが、タグを裏返して「ある道具」にくっつけると、なんとタグが外れました!
日本製のタグの場合は「裏側」に「ロックの機構」が付いていることが多く、それに「ある道具」をあてることによってはずせますが、
この海外製のタグの場合、「表側」にロックの機構が付いていたということでした。
タグの中には、依頼者が言っていた通り、インク(3色の)が入っていました。(無理に外さなくてよかったですね)