銃弾を止めるスイーツはカスタード!非ニュートン流体のコーンスターチ:林先生が驚く初耳学【2017/02/05】

通常の防弾チョッキの素材といえば、幾重にも織り込んだ強靭な繊維などが基本ですが、

スイーツで銃弾が止められるかという検証をした人がいました。

実験に使われたのは、「ホイップクリーム」「アイスクリーム」「チョコシロップ」「カスタード」の4つ。

ケーキに使われる「ホイップクリーム」。

アイスクリーム」。

ココアなどに含まれる「チョコシロップ」。

シュークリームなどに入っている「カスタード」。

この4つのスイーツの中に、一つだけ撃ち込んだ銃弾を止めるスイーツがあります。いったいどれでしょうか?(もうタイトルには書いてますけど)

4つのスイーツを板状のものに流し込みます。

さらに、銃弾が貫通したかどうかわかりやすくするために、その後ろにスイカを置きます。

検証開始!銃を撃っていきます。

↓まずは、「ホイップクリーム」。

貫通してスイカが割れてしまいました。

↓次に、「アイスクリーム」。

こちらも、貫通しました。

↓次に、「チョコシロップ」。

こちらも、貫通しました。

↓最後に、「カスタード」。

後ろのスイカが割れていません!途中で弾丸を止めて貫通しませんでした。

林先生の説明

これはカスタード!昔ネットで見たんですよ。プールをカスタードでいっぱいにして、その上を人が走っている。だけど、止まったらズブズブっと沈むんですよ。
いわゆる「非ニュートン流体」の話ですよ。ニュートン流体っていうのは、状態が変わっても粘り気は変わらない。例えばコーヒーや紅茶っていうのは(コップで揺らしても)変わらない。
それに対してマーガリンなんかは塊だと動かないですけど、溶けちゃうとほとんど溶けちゃいますよね?普通に動いちゃう。これも非ニュートン流体なんです。
力をかけた瞬間に固まっちゃうものがあるんです。カスタードにはコーンスターチがあって、コーンスターチは水に溶けないんですけど、水と混ぜたようなものを作ると同じように固まるんです。アイスクリームにもコーンスターチがあるんですけど、カスタードの方が含有率が高い。ですから強い衝撃が当たった時に固体のような状態になってということで、カスタードだろうと。

↓コンスターチに水を入れて混ぜる。

↓ギュッと手で握ると固まる。

↓手を開くと液体に戻る。

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