NASAのホームページで見られるスゴイ映像を紹介していました。
NASAは宇宙の様々な映像を1万本以上載せています。
国際宇宙ステーションから見た地球
「眼下に美しすぎる地球、まるで宇宙遊泳!」
2011年7月に完成した国際宇宙ステーション(ISS)は世界15か国が共同で運用している。
国際宇宙ステーションの映像は、実際宇宙に行って見る時と同じくらい細かくキレイに写っている。
その高度は約400km、地球を回りながら実験や観測を行っているのです。
全部合わせて広さは、サッカーコートと同じくらいの大きさがある。
国際宇宙ステーションにはカメラが運ばれていて地球を撮っている。
↓こちらは、2011年に撮られたもの、今見るとカクカクしていて、画像もボヤケています。
2015年1月12日、超高性能カメラ「RED EPIC DRAGON」。ハイビジョンの8倍以上の高画質。4Kの上をいく6Kのカメラです。ついに宇宙にも高性能カメラが持ち込まれたのであります。
マグマのように光り輝くのは都市の明かり、そして奥から光り輝くのがオーロラなのであります。
昔のビデオカメラだと細かく撮れないので、オーロラはここ1、2年でやっと見られるようになった。
SDOが撮った活発な太陽
「超望遠カメラが捉えた、激しく鼓動する太陽!」
太陽観測衛星SDO ( Solar Dynamics Observatory ) とは?
2010年2月に打ち上げられた太陽の観測専門の衛星
地球と太陽は、約1億5000万km離れていて、SDOは地球からわずか約3万6000kmに位置している。
超遠いところから撮影ができる望遠鏡を使い、地球と太陽の関係をより深く知るため日々観測している。
ここ数年、太陽が活発になってきている。
活発な太陽の表面からアーチ状に吹き出して見えるのがプロミネンス。太陽の表面から数千、数万キロの高さまでおよんでいるのです。一瞬で地球が飲み込まれるスケール。
プロミネンスとは?
太陽表面から飛び出した高温のガス。発生する原因は解明されていない。
太陽の高いエネルギーの粒が地球の北極と南極に入ってきて、そこで空気と反応してオーロラがになる。
さらに、木星や土星にもオーロラを発生させているのです。
キュリオシティが撮った火星
「まるで着陸した気分!夢の惑星がすぐそこに!」
地球の一つ外側を回っている惑星の火星。
火星は地球の約半分ほどの大きさの惑星で、重力は地球の約3分の1です。
火星を自動走行する探査車が登場するなど、科学技術の進歩により、火星の表面の画像が鮮明になってきたのです。
そしてその火星の表面をかつてないほどハッキリと映し出すすごい探査車が登場。
NASAが生み出した最先端AI「キュリオシティ」なのです。
キュリオシティは軽自動車ほどの大きさで、長さは3m、重さ900kg。人工知能により自分で判断し動くロボット。
2011年11月26日火星に向けて出発し、約8か月かけて2012年8月6日、火星に着陸。
↓そのキュリオシティが撮影した映像がこちら。
現れたのは一見普通のパノラマ写真。実はこれキュリオシティが送ってきた18万枚以上の画像をNASAが地球上でパノラマ写真にしたもの。
さらにこれのすごいところは、
キュリオシティの4年間で総走行距離、約15kmをまるで火星に降り立ったかのように、マウスを動かすと自在に見渡せるのです。
高画質なのでズームして寄って見ることもできます。
岩が階段みたいに重なっているところ、ここは昔海があったところだといいます。火星にも昔生物が存在したかもしれない。
↓地面にあるこちらの穴、これはキュリオシティがあけたもの。キュリオシティは火星で初めて土の採取に成功したのです。
3年後には新しい探査車が打ち上げられ、キュリオシティは火星でその役目を終えてしまいます。