【大阪市】総合区の8つの区割り案を発表:VOICE【2017/03/03】

大阪市の吉村市長は、24ある現在の区を8つの総合区に再編する区割り案を初めて明らかにしました。

総合区には一般市なみの権限を移すといいます。


大阪市の区長会議で明らかにされた総合区の区割り案。

現在24ある区を8つに再編するというものです。

隣接する2〜4つの区が1つになっています。

人口格差を減らして、全ての区が人口30万人台、防災の面から湾岸の区を一つにまとめず、鉄道の利便性なども考慮したといいます。

吉村市長「非常にバランスの取れた8区案だろうと、ベストな区割りだと私自身は思っています」

区割り案が発表されたのは、今回で2回目。

前回は、おととし否決された大阪都構想の時のもので、大阪市を解体して、北区や中央区、湾岸区といった5つの区に再編するというものでした。

都構想の時は「特別区」。今回は「総合区」と、制度は違い、区の権限も異なります。

特別区案では、中央区と同じエリアだった「西成区」が、総合区案では、住之江区や住吉区と同じエリアになっているのは、鉄道の路線が延びていて人の交通の便を考えると、この方がいいだろうという判断をしたということです。

隣接している「天王寺区」と「阿倍野区」は、特別区案では、一つの商業圏が分断されていましたが、総合区案では、一緒になりました。

吉村市長は、それぞれの区長の意見を踏まえ、今月下旬に最終案をとりまとめたい考えです。