石川県白山市に本社を構える「稲本製作所」。
この会社が作った巨大な「連続洗濯機」、価格はなんと1億2800万円。
値段も桁違いな洗濯機、長さは10m、高さは2.7m。
1回につき60kg分のタオルを投入できる。
まずはベルトコンベアーから洗濯槽に投入。
この直径2mのドラムの中でタオルは洗われながらどんどん移動していく。
ドラム内部には仕切り板が付いていて、1回転するとタオルが隣の層に移る仕組み。
1回転したこの時点で次の60kgを投入することができ、連続して最大600kgのタオルを洗い続けることが可能。
次は脱水だが、使用する脱水機が家庭用と違って実にワイルド。
油圧プレスで最速90秒で脱水、タオルはまるでケーキのような塊に。
タオルを手で引き剥がすのもひと苦労なほど固まっている。
その塊をそのまま乾燥機に入れて回転し始めると、一瞬でバラバラになった。
60kg分のタオルは約1時間で全ての行程を終えた。
この連続洗濯機は、ホテルにタオルやシーツ(リネン)を貸し出す業者などが主に購入している。
外国人観光客の増加で洗濯物も増えたため、年間10台ほどしか売れなかったこの洗濯機が30台近く売れているそうです。