ほとんどの人が経験したことがあるであろう学校の「クラス替え」。
でも、あれってどうやって決めているんだろう?と思う人も多いはず。
その手法を、教育評論家の尾木さんに聞いていました。
(↓以下はあくまでも1つの例です)
まず、その学年の生徒全員の「個人カード」というものを作ります。
「顔写真」と「名前」と、数字は5科目(国語、英語、数学、理科、社会)の5段階評価の総合点。
↑こちらの生徒の場合、数字の25はオール5という意味になります。
・まず成績ごとにクラスを振り分けていく、クラスごとの学力が均等になるようにして、たたき台を作ります。
・次にポイントになってくるのが、右下にある「L、M、P、S」。
これは、それぞれの特徴を表している頭文字になります。
L(リーダー)
M(問題行動)
P(ピアノ)
S(スポーツ)
問題行動(M)がある生徒のいるクラスに、リーダー(L)をあてがえて、仕切ってもらおうという狙いもあるそうです。
合唱コンクールなどで、クラスに1人はピアノ(P)の伴奏ができる子がいるのは偶然ではなかったようです。
体育祭などで平等になるようにスポーツ(S)ができる子がいる。
これに加えて他にも、
お調子者や引っ込み思案な子の割合が偏らないようにしたり、モンスターペアレントの親が集まっているところはバラけさせるなど、
いろいろやっているそうです。