「とんでもございません」は間違った日本語?:ビビット【2017/06/22】

とんでもございません」という言葉がよく使われますが、本当は使わない方がいいそうです。

そもそも、「とんでも」と「ない」に分けるのは間違い。

「とんでも」+「ない」→ ✕

とんでもない」という全体で1つの「形容詞」です。

「とんでもない」 の意味
1.とても考えられない、思いもかけない、途方もない
2.そんなことはない、冗談ではない

では、なぜ「とんでもございません」が使われているのか?

「とんでも」と「ない」の2つに間違って分けてしまい、さらにその「ない」を丁寧にすると、「ございません」となるので、「とんでもございません」と間違った形になった。

この他に、「情けない」「勿体ない」という「ない」で終わる形容詞がありますが、「情けございません」「勿体ございません」という言い方はしません。

なので、「とんでもございません」は間違った言い方なのです。

さらに、「とんでもないです」という「ない」の後に「です」というのも間違った言い方。

では、正しい言い方は?

とんでものうございます」あるいは、「とんでもないことでございます」が、正しい言い方になります。