「とんでもございません」という言葉がよく使われますが、本当は使わない方がいいそうです。
そもそも、「とんでも」と「ない」に分けるのは間違い。
「とんでも」+「ない」→ ✕
「とんでもない」という全体で1つの「形容詞」です。
「とんでもない」 の意味
1.とても考えられない、思いもかけない、途方もない
2.そんなことはない、冗談ではない
では、なぜ「とんでもございません」が使われているのか?
「とんでも」と「ない」の2つに間違って分けてしまい、さらにその「ない」を丁寧にすると、「ございません」となるので、「とんでもございません」と間違った形になった。
この他に、「情けない」「勿体ない」という「ない」で終わる形容詞がありますが、「情けございません」「勿体ございません」という言い方はしません。
なので、「とんでもございません」は間違った言い方なのです。
さらに、「とんでもないです」という「ない」の後に「です」というのも間違った言い方。
では、正しい言い方は?
「とんでものうございます」あるいは、「とんでもないことでございます」が、正しい言い方になります。