日本の古典の9割がエロだといわれているそうです。
- 作者: 大塚ひかり
- 出版社/メーカー: 新潮社
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かぐやひめ
この物語の原点は平安時代に書かれた「竹取物語」。
その中の5人の王子の求婚シーン。
いかで このかぐや姫を 得てしがな 見てしがな
(どうにかして かぐや姫を 自分のものにしたい 見てみたい)
その本当の意味は?
平安時代の身分の高い女性は、御簾(みす)の中にいて顔を見せないものだった。
つまり、直接顔を見るということは、エッチをするということになる。
うらしまたろう
船の上で釣りをしていた浦島太郎、釣れたのは美しい亀。
その亀が変身して、あっけにとられていると、現れたのは謎の美女。
そもそも亀を助けたのがキッカケと思われていたこの物語も、本当は乙姫の逆ナンが始まりだった。
さらに乙姫は、竜宮城に浦島太郎を連れ、飲めや歌えやの大歓迎。
しこたま浦島を酔わせると、
肩を寄せ 袖を交えて みとのまぐわひ
「みとのまぐわひ」とは、神の性交のこと。
2人は竜宮城で日々お互いを求め合ったと書いてある。
源氏物語
- 作者: 大塚ひかり
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・光源氏の初恋は、父の後妻、つまり義母の藤壺。
叶わぬ恋で相手になどされず、見つけたのは藤壺の姪の若紫。
手につみて いつしかも見む 紫(藤壺)の 根(血縁)に通ひける 野辺の若草(少女)
(手に摘んで早く見たいものだ 紫の花とつながっている 野辺の若草を)
光源氏という人は・・・
・好みの女性に似ていれば年齢など関係ない10歳ほどの少女に欲情するロリコン。
・藤壺の病につけこみ犯す。
・少女を誘拐して「教育」。
・勢いで老女とエッチ。
・夫が留守の人妻など、人のモノに平気で手をだす。
・人違いでも気にしない。
・身分の低い女にはやりたい放題。
・女が死んでも家来に処理を任せて逃走。
・兄帝の婚約者で政敵の娘に手を出す。
・エッチ中、家族と鉢合わせして左遷される。
そんな光源氏も自身の娘には物語を読むことを禁止した。
平安時代の「物語」はいわば女性誌のSEX特集。女性は物語から性愛の知識を学んでいた。