将棋や囲碁から生まれたという日本の言葉がいくつかあるようです。
急に金持ちになった人のことをいう「成金」や、相手を頭ごなしに威圧する様を表した「高飛車」など。
そんな中、普段とは違った使い方の言葉もありました。
必死
将棋用語 → 次の一手で確実に負ける詰みの一歩手前の状態(お手上げの状態)
日常言葉 → 全力を尽くす様
ちなみに、
何もしなければ詰ませられる状態にあることを「詰めろ」と言います。詰めろをかけられてしまうと、受けに回るか相手を詰ませることを考えるよりほかありません。なお、どうやっても解除できない詰めろのことは「必死」と呼びます。「必至」とも書きます。
ということです。
結局
将棋用語 → 一局打ち終える
日常言葉 → 終わりになる結末
駄目
囲碁用語 → 置いても無駄な場所
素人、玄人
日常言葉 → 未熟な人を素人、熟練の人を玄人。
昔の囲碁のルールでは、白が上手、黒が下手だった。
中国から伝来した時は、黒が上手、白が下手。さらに、鎌倉時代以降では、清らかな白(上手)、汚れた黒(下手)になった。