家事の中で一番時間がかかるのが食事の準備と後片付け。
その時間をできるだけ短くするために、キッチンをもっと効率よくする方法を「高木ゑみ」さんが紹介していました。
買い出しの無駄をなくす
まず料理に必要な材料などを紙に書く、一見バラバラに書いているように見えますが・・・、
実はこれ、普段行く食料品店の商品の並びに合わせている。
そうすれば一筆書きで買物を終えることができる。
こうすることによって3つの無駄をなくすことができる。
・考える時間
・体力
・出費
キッチンのコックピット化
飛行機のコックピット、パイロットは座席から動かずにたくさんのボタンを操作できるようになっている。
台所の効率化も同じで、ポイントの1つは調理器具や調味料を手の届く所に配置すること。
こうすることによって効率が大幅アップする。
次のポイントは、料理の作業スペースを確保すること。
台所のスペースは大きく3つに分かれます、「洗いスペース」「作業スペース」「加熱スペース」
洗いスペースは、食材を洗う場所。汚れた食器を置いて置く場所ではありません。
作業スペースは、切ったり、和えたり、盛り付けたり、作業をするスペースなので、洗った食器を置いておく場所ではありません。
加熱スペースは、本来加熱をするスペースなので、普段使わない調理器具を置いて置く場所ではありません。
なので、スペースを確保するために、洗剤、三角カゴ、水切りカゴ、調味料などは全部片付ける。
キッチン下を操作パネルにする
キッチン下には操作パネルのように「洗いスペース」「作業スペース」「加熱スペース」それぞれの作業に合ったモノを配置する。
水切りカゴは場所をとるので置かず、ふきんを活用して水切りかごの代用にする。
そして、洗ったものを次々に伏せて置いておく。ある程度水が切れたら、一度に拭いてしまう。
ジャガイモやゆでたまごなどの下ゆで用の鍋は、加熱スペースの下ではなく、スタート地点の洗いスペースの下に置いておく。
調味料は作業スペースの引き出しに入れ、背の高いもの(しょうゆ、みりん、料理酒など)はキッチン下に入れて、調理中は常に扉を開けっ放しにしておく。
こうすることで、作業スペースと加熱スペースのどちらでも使用することができる。
調理器具を見てみると、おたまやフライ返しは加熱スペースの下に、調味料を和える時の泡立て器やゴムベラなどは作業スペースの下にに入れる。
こうすることで、モノを探す時間を減らして効率化することができる。
キッチン下は収納棚ではなく、一番使いたいものだけを置いておくことがポイント。
ふだん使わないモノは、手の届きにくい上の戸棚などに収納しておく。
キッチン下は「1軍」それ以外は手の届きにくい「2軍」という感じ。
後戻りしない操縦術
・洗いスペース
野菜を洗った後、皮を剥いて出たゴミなどは、三角コーナーを撤去したので、スーパーの袋などにまとめて一度に捨てる。
こうすることで、毎回捨てるのでキレイを保てる。
・作業スペース
次に切る作業、まな板・包丁は用意しておき、水切りカゴを撤去したので、切ったものを入れるバットを置くスペースも生まれる。
野菜は「白いもの → 濃いもの」という色の薄い順番に切っていく。(例:玉ねぎ → じゃがいも → にんじん → 緑野菜の順など。)
ハーブや大葉など香りのある野菜は、まな板の端で切る。
最後にお肉を切れば、まな板洗いは1回でOKとなる。
・加熱スペース
材料を調理器具で炒めたりしている間に、作業スペースが空くので和えものをしたりドレッシングを作ったりすることができる。洗いスペースではゆっくりと洗いものもできる。
こうすることで、作業は戻らず、無駄な時間が削減できる。