女性がいかに働きやすい環境を整えるか、国土交通省の現場では「快適トイレ」というのが義務付けられているそうです。
今では漫画や写真集が出るくらい「土木女子(=ドボジョ)」が増えているのです。
- 作者: 松本小夢
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/10
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それにもかかわらず、これまで工事現場のトイレは、狭くて汚いもの。
これでは女性の働き手が集まらないと国交省が動いたのです。
国交省のホームページを見てみると、「今後、直轄工事の現場において、快適トイレの導入を基本とします」と書かれていた。
つまり、「快適なトイレじゃないと仕事の発注しません!」という現象が今、建設業界で起きているのです。
国交省が定めた「女性に配慮したトイレ」には条件があって、
↓以下をクリアしなければならない。
・女性専用のトイレであることを明確に表示する。
・男性が無断で使用できないよう施錠管理する。
(参考例:ダイヤル錠の設置、鍵を貸出管理した錠の設置)
↓こちらは、コマツレンタルさんの「快適トイレ」。
外は木目調で木や草の壁紙。
中を見てみると、冬でも温かい暖房便座。
手をかざすと、センサーで川の音が流れる擬音装置。
ヘルメットをかけられるフックも用意。
土木女子に実際の使い心地を聞いてみると、
・鏡が付いているので化粧が落ちているのを見れる。
・一人になって落ち着ける。
・コンセントが付いているので携帯の充電もできる。
・室内にはフィッティングボードもあり、更衣室がない現場でも着替えて帰れる。
というメリットがあるとのこと。
今や建設業界はどれだけ快適なトイレを用意できるかの競い合いになっているそうです。