居酒屋などで見かける「冷奴(ひややっこ)」。
なぜ、普通の豆腐なのに「冷奴」と呼ぶのかを説明していました。
いきなり問題!
↓こちらの3つの豆腐、この中で「冷奴」が1つだけあります。それは、A、B、Cのどれでしょうか?
正解は「C」の豆腐。
縦、横、高さのそれぞれの辺が3cmの立方体の豆腐を冷奴と呼びます。
事典にも、
やっこ(奴)とは、豆腐の切り方の呼び名で、3cm角に切ること。
と書いてあります。
でも、なぜ3cm角の豆腐を奴(やっこ)と呼ぶのでしょうか?
そもそも、江戸時代の大名行列の先頭にいた「毛槍を振り歩く人」のことを「奴(やっこ)」と呼んでいた。
奴と呼ばれる人は大名行列の先頭だとわかるように、四角い紋の付いた羽織を着ていました。
その四角い紋の内側の四角が3cmだったため、3cm角に切られた豆腐のことを「奴(やっこ)」と呼ぶようになったと言われています。