「なぜニワトリは毎日卵を産むことができるのか?」という疑問を調査していました。
↓こちらの本の著者によると、

なぜニワトリは毎日卵を産むのか 鳥と人間のうんちく文化学 (〈私の大学〉テキスト版)
- 作者: 森誠
- 出版社/メーカー: こぶし書房
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: 単行本
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ニワトリは、卵を産むまでに、卵黄、卵白を作るのに約4時間、殻を作るのに21時間、合計25時間を必要とします。
5日 〜 6日くらいで連続で産卵し、その後、1日休むことを繰り返し、年間平均で約280個の卵を産みます。
厳密に言うと毎日ではないですが、ほぼ毎日といってもいい頻度です。
養鶏場の鶏が卵を産むことは、人間でいう「出産」ではなく「排卵」。
人間はひと月に一回排卵しますが、養鶏場の鶏は毎日排卵できるように「品種改良」されています。
しかし、野生の鶏の場合は、1年間に20個程度しか卵を産みません。
養鶏場の鶏は、長い年月をかけて、よく産むニワトリ同士をかけあわせるなどして、品質改良を行い、毎日卵を産める鶏が出来上がりました。
今から約2000年前の古代ローマ時代から、既に鶏の品種改良が行われていたという記録も残っているそうです。
ちなみに、養鶏場の鶏を個人がもらった場合でも、家で卵を産んでくれるそうです。
ただ、おいしい卵を産んでもらうには、日照時間が14時間はあった方がよく、蛍光灯などでも代用できるのだとか。
鶏以外にも、うずらも品種改良されており、他にも、中国ではアヒルが、アフリカではダチョウが品種改良されているとのことです。