ナマケモノの生態から学ぶ「芸能界才能なくても生き残れる論」:俺の持論【2017/10/28】

お笑い芸人のアンタッチャブル 柴田さんがおもしろい持論を展開していました。


芸能界でなかったとしても、何が大事かってその仕事で長くいられること。

実力がなかったらいられないの?

何かでチャンピオンになれるわけでもない、すごいギャグがあるわけでもない。

そういう人は、動物の「ナマケモノ」を真似しなきゃいけない。

動物園でもあまり活躍しているイメージがないナマケモノ。

ずっと木にぶら下がって生きています。ほとんど地上に降りることはない。

VTRを見てても全然おもしろくない。必殺技が何もないから。

ナマケモノは「地上生物としては最弱」と言われている。

超弱いです。ではなぜ死なずにずっと生きてられるか?

それは「見つからないから」。ずっと木の上にいるから。

この最弱の生物がずっと姿形が変わらず生き続けてる。

これを芸能界だとしたら、木にぶら下がって寝てるだけで、ずっと芸能界にいられるということです。

筋力がほぼゼロ

ナマケモノは筋肉がほぼゼロです。食事は1日に葉っぱ2,3枚しか食べない。

動かないから。エネルギーを使わないから。

それも考えてる、動いたら他の動物に見つかるから。

葉っぱ2枚程度で生きられる体にしている。動かなくていいように。

唯一、排泄の時だけ降りてくる。その排泄も週に1回しかしない。

葉っぱ2枚しか食べないから。

これを芸能人に置き換えると、タレントとしての筋力がほぼゼロ。

タレントとしての筋力というのは、ひな壇から飛び出して来たり、リアクションしたりとか、そういう瞬発力がタレント筋肉と呼ばれている。

そういうのがないということ。

動かない、ご飯も食べない、筋肉も全然ない。つまり、それは「赤ちゃん」。

赤ちゃんって考えると、いくらでも見れられる。

ちょっとしたアクションが嬉しい。

赤ちゃんは基本的に寝ていて、発する言葉は「おぎゃー」だけ。

そんな赤ちゃんが「パパ」って言ったら大感動です。

動きが超遅い

ナマケモノは動きが超遅い。あまりにも動かなくて体にコケが生える。

毎分でどれくらい動くか?大体、大人が手を広げたくらいの距離。しかも全力で。

これを芸能界に置き換えると、

実力が試される大きな番組に出たら芸能生命終了だということ。

つまり、自分の身の丈を知ろうということ。

そこばっか目指しても1位になるのはたった1組。

さらに上を目指してM1なんかに出る。決勝にまで出ても最低点の場合、面白くないやつだと急に思われてしまう。

芸能界の波に逆らわない。

ナマケモノも襲われた時、木の上から川に飛び込む。

ネコ科の動物は川の中に入らないから。

でも、ナマケモノは筋肉がないから流されてしまう。

これを芸能界に置き換えると、

芸能界の波に流されて、自分の知らない新境地にたどり着くということ。

「いつも流されてるね」「いつも前出ないね」、でも「いつも仕事あるね」。

逃げ場が無くなった時の対応

ナマケモノは通常40年くらい生きる。

しかし、捕食者が襲ってきてどうしても逃げられなくなった時どうするのか?

諦めて全身の力を抜きます。すると、簡単に食べられてしまう。

これにも作用があり、痛みを最後に覚えないということがある。

どうしようもないから、諦めるとこは諦めるということが大事。

これを芸能界に置き換えると、

何も思いついていない時は素直に「思いつかない」と言う。

そういう勇気が大事。

そんな芸人がいるの?

芸能界のナマケモノとして三瓶さんが紹介されていました。

こういう人は潤滑油。

目立たない人がいてくれるから、目立とうとする人が目立つ。

目立とうとする人がいるから、目立たない人が目立つ。

自分に実力がないとか、あの人にギャグで勝てないとか、しゃべりで勝てないという思いがあったとしても、

夢を捨てずに頑張れば、ずっと仕事ができる。

上手くいかない時は、ナマケモノを思い出そう!

という話でした。