見た目は普通のラーメンという「チンチャイ」を使った食べ物。
これは香港の人ならみんなが知っているといいます。
実は「チンチャイ」とは、日本でいう即席麺の「出前一丁」のこと。
日本にある、香港レストランの「香港 贊記茶餐廳(チャンキチャチャンテン)」でも出されていました。
出前一丁は、日本で発売された翌年の1969年、香港でも発売が開始されました。
当時では珍しかった鍋で煮込むという作り方と、かわいいキャラクターがうけ、即席麺市場のシェア率はなんと約50%をほこります。
今では香港の国民食とも呼ばれているのだとか。
スーパーには日本にない味の種類もならんでいます。
「チンチャイ(清仔)」という料理名は、日清の「清」、子供の「仔」からきています。
贊記茶餐廳のお店では、このラーメンを一杯700円で売っています。
原価が100円くらいと考えると少し高く思えますが、卵の高級赤玉、ランチョンミート、鶏ガラスープとこだわっていて、オリジナルのものになっているということです。