ひと口に借金といっても、その目的に応じて区別して考える必要があるそうです。
投資型
・奨学金、教育ローン(利子付きと無利子の2種類)など。
学生の時借りたお金が卒業と同時に借金になる。
大学に入る時にお金がないと意味がない。歳をとってお金が溜まっても意味がない。
平成28年度では、奨学金を受給している人の数は、131万人。
その奨学金の返済を3か月以上延滞している人は、16万1000人。
もし、この返済を3か月以上延滞をすると、金融機関のブラックリストに登録をされてしまう。
こうなると、クレジットカードを作ったり、住宅ローンの借り入れは、全額を返済して5年後までNGとなってしまう。
平準型
・住宅ローン など。
コンサンプション・スムージング(消費の平準化)がキーワード。
例えば、
今日は食べ物がないけど、明日は食べ物がたくさんあるという時は、明日の食べものを前借りできるといい。そうやって消費をならす。これが消費の平準化。
住宅ローンのおかけで、住む家が今日も明日も平準化される。支払いの金額も平準化される。この方が暮らしやすくなる。
・借金の利息の単利と複利の違い
単利は、元金にのみ利息がついていく金利のつき方
複利は、元金と利息の合計額に利息がついていく金利のつき方
例えば、
金利10%で、元金100万円を借りた時の利息のつき方
1年後 | 2年後 | ・・・ | 35年後 | |
---|---|---|---|---|
単利 | 110万円 | 120万円 | ・・・ | 450万円 |
複利 | 110万円 | 121万円 | ・・・ | 2810万円 |
一般的にローンは複利で金利がつく。
100万円以上の貸し付けの場合上限は15%。
車や住宅ローンのように途中で返済していった場合、上記のような最大の利息の金額までにはならない。
浪費型
・ATMなどでカードを使って現金を借りるカードローン など。
これに慣れると、借入限度額が自分の貯金のように思えてくることもある。
複数の貸金業者から借金をする多重債務者になる恐れもでてくる。
どれにも共通することは、「未来の自分からお金を借りている」ということを意識しないといけない。