島でたった1人の郵便局員が消えたという話:モーニングショー【2017/11/13】

鹿児島港からフェリーで約3時間、人口80人の小さな島、竹島。

コンビニや銀行がない島で、郵便局は島で唯一の金融機関。

島民にとってお金を引き出したり、振り込みをしたり欠かせないものだった。

しかし、竹島の簡易郵便局で働く31歳の男性職員が、先月(2017年10月)の27日から休暇を取り県外へ。

同月31日に戻る予定だったが、いまだに戻ってきておらず、連絡も取れないといいます。

職員はこの男性1人のみ。

郵便局は営業停止状態となった。

突然の事態に困惑する住民たち。

職員の男性は、平日、郵便・貯金・為替・振替などの業務を1人で担っていたといいます。

いったい彼の身に何が起こったのか?

消えた郵便局員と連絡が取れたという人によると、

無事でいることはわかったが、今後戻ってくることはないという。

なぜ、郵便局員は消えたのか?

10年前の郵政民営化で、今回悪い面が出たのではないかと話す人もいます。

かつては、赤字の店舗があっても黒字の店舗もあったので、そこで採算を合わせて利益を得るという考えだった。

しかし、それが民営化したことによって、不採算店舗は続けていけるのかという問題があった。

このため、島では、民営化のあとATMがなくなりました。

さらに、2017年7月からは、日本郵便が鹿児島県三島村(黒島・硫黄島・竹島)に業務委託することとなった。

消えた職員は、村の嘱託職員だった。

この職員とメールのやり取りをしていた人によると、

・昼休みが無い
・手取りが12万円程度
・肉体的にも精神的にもつらかった

とのことでした。

今日(2017/11/13)から郵便局は再開しますが、しばらくは、毎週 月曜日・火曜日のみの営業。

12月18日から通常営業を再開するとのことです。